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フォークリフト作業におすすめのヘルメット着用義務あるのか

フォークリフト ヘルメット 運転と操作方法

フォークリフト作業時のヘルメット着用義務と必要性について解説します。

ヘルメットの選び方や保管方法、扱う際の注意点なども併せて紹介するので、作業内容応じたフォークリフトヘルメットを選びましょう。

フォークリフト操作時のヘルメット着用義務

フォークリフト作業は労働災害のリスクが高く、その防止のためにヘルメットの着用が義務付けられています。

その法的根拠や正しい着用方法、選び方について詳しく解説します。

ヘルメット着用に関する法的根拠

労働災害防止の観点からも、ヘルメット着用の必要性は高いです。

フォークリフトのヘルメット着用義務は、労働安全衛生規則と昭50.4.10基発第218号に記されています。

労働安全衛生規則539条には、物体の飛来や落下の恐れがある作業での着用が義務付けられています。

条文にある保護帽とは、ヘルメットのことです。

(保護帽の着用)
第五百三十九条 事業者は、船台の附近、高層建築場等の場所で、その上方において他の労働者が作業を行なっているところにおいて作業を行なうときは、物体の飛来又は落下による労働者の危険を防止するため、当該作業に従事する労働者に保護帽を着用させなければならない。
2 前項の作業に従事する労働者は、同項の保護帽を着用しなければならない。

引用元:安全衛生情報センター

労働安全衛生規則435条では、2メートル以上の高所作業でのヘルメットの着用が義務付けられています。

(保護帽の着用)
第四百三十五条 事業者は、はいの上における作業(作業箇所の高さが床面から二メートル以上のものに限る。)を行なうときは、墜落による労働者の危険を防止するため、当該作業に従事する労働者に保護帽を着用させなければならない。
2 前項の作業に従事する労働者は、同項の保護帽を着用しなければならない。

引用元:安全衛生情報センター

また上記で紹介した条件以外でも、昭50.4.10基発第218号の(9)によりフォークリフト作業時のヘルメット着用義務が通達されています。

(9) 保護具の着用

 関係労働者に、保護帽、安全靴等の保護具を着用させること。

引用元:安全衛生情報センター

フォークリフト操作時ヘルメットの必要性

フォークリフト作業は危険が伴うので、安全確保のためにヘルメット着用の必要性があります。

ヘルメット着用の役割は、落下物や運転席からの転落など、事故によるケガから身を守るためです。

フォークリフト事故は年間2000件以上発生します。

ヘルメットを着用することで、事故によるケガや死亡事故を大幅に減少させることができます。

フォークリフトヘルメット着用の注意点

フォークリフト着用時の注意点は以下の3つです。

  1. あごひもを締める
  2. つばを前向きに
  3. 改造しない

正しい着用方法

ヘルメットは正しい着用方法で使用することで、安全面で効果を発揮します。

ヘルメットが着用中にずれてしまう、脱げてしまうという場合は、着用方法に問題があります。

ヘルメットはあごひもを締め、つばを前向きにまっすぐ着用しましょう。

後ろ向きに着用すると、ずれたり脱げやすくなったりします。

改造しない

ヘルメットを加工や改造は原則禁止です。

穴をあけたり正規の部品を外したりすると、ヘルメットのバランスが崩れ安全性が低下します。

また、不必要なシールやステッカーを貼るのもやめてください。

シールの粘着材料によってはヘルメット表面が変質します。

とくに、感電防止用ヘルメットでは耐電圧性能が低下するため危険です。

ヘルメットの耐用年数と保管方法

耐用年数

ヘルメットは材質により耐用年数の目安があります。

耐用年数を経過しているヘルメットは交換を検討してください。

材質耐用年数
FRP製(熱硬化性樹脂)5年
ABS、PC、PE製(熱可遡性樹脂3年
着装体1年

保管方法

高温や直射日光を避けて保管してください。

これにより、ヘルメットの変質や変形を防ぎ、安全性能を維持できます。

フォークリフトヘルメット用途別の選び方

作業用ヘルメットには、用途別に3種類あります。

  1. 飛来落下物用
  2. 墜落時保護用
  3. 感電防止用

フォークリフト作業には、飛来落下物用か墜落時保護用のいずれかを使用してください。

ヘルメットの規格

作業用ヘルメットは厚生労働大臣が定めた検定試験に合格した製品を使用してください。

合格したヘルメットには労検ラベルが貼られています。

フォーリフト ヘルメット 規格

ヘルメット買い替えの目安

フォークリフトのヘルメットは消耗品です。

以下のような状態になったら、ヘルメットの買い替えを検討してください。

  1. 亀裂、ひび、欠け
  2. 衝撃の跡(損傷、変形、白化)
  3. 多量の擦り傷、汚れ
  4. 改造やガラス繊維の浮き出し
  5. 著しい変色
  6. 取り付け部フックの異常
  7. あごひもやハンモックの損傷

夏の暑さ対策ヘルメット

夏は気温が高くなるので、ヘルメット着用は熱中症の危険が高まります。

しかし、夏の暑い日でもヘルメットの着用は必要です。

通気性に優れた夏用ヘルメットを準備し、作業員の負担を軽減しましょう。

夏用ヘルメットは通気性に優れているので、快適に着用可能です。

しかし、規格に合格していない製品の販売されているので注意して選びましょう。

ヘルメットのサイズ

ヘルメットは頭の大きさに応じたサイズを選んでください。

サイズが合わないと、ヘルメットが脱げやすくなり危険です。

ヘルメットのサイズは53~63cmが一般的です。

64cm以上の大きめのサイズや、小さめのサイズでは52cm以下の小さめのサイズのヘルメットもあります。

ヘルメットの色

フォークリフトのヘルメットは派手な色が多いです。

ヘルメットの色が目立てば、作業者の存在が周囲に認知されやすくなります。

また色が派手な方が、変色具合でヘルメットの劣化もわかりやすいです。

フォークリフト作業におすすめのヘルメット

 

まとめ

フォークリフト作業時のヘルメット着用は法令で定められた義務です。

安全を確保するために、正しい着用方法を守り、検定に合格したヘルメットを使用しましょう。

労検ラベルが付いている製品を選ぶと安心です。

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