フォークリフトは前進走行の頻度よりもバック走行の頻度が高いです。
そのため、フォークリフトバック走行が上手く出来ないと仕事をこなせません。
この記事では、フォークリフトのバック走行の方法と注意点を解説します。
フォークリフトのバック走行を理解し、スキルアップを目指してください。
フォークリフトバック走行のやり方
バック走行の姿勢
フォークリフトバック走行の姿勢は、上半身を進行方向である後ろにひねります。
ミラーの確認では進行方向の確認が不十分のため、目視で安全確認を行ってください。
また、上半身は右側にひねります。
なぜならカウンターフォークリフト、リーチフォークリフトともに、運転席が右側に寄っているため右側からの方が後方確認がしやすいからです。
ハンドルを切る方向
フォークリフトのハンドル操作は左手で行いましょう。
フォークリフトバック走行で旋回する際は、曲がりたい方向にハンドルを回します。
右に旋回する場合はハンドルを時計回りに、左に旋回する場合は半時計回りの向きです。
バック走行でハンドルを切る場合は、走行速度を落としゆっくりハンドルを回します。
速度が出ているとハンドルの切り具合が難しいです。
徐行又は一旦停止しハンドルを微調整しながら旋回すると上手く曲がれます。
>>>フォークリフト旋回3つのコツと旋回に必要な通路幅の基準
フォークリフトバック走行の注意点
後方確認
フォークリフトバック走行では、体が前方を向いています。
上半身を右にひねり後方を確認するため、左側に死角が生まれやすいです。
バック走行する際は、目視だけでなくミラーも活用し後方の安全確認を徹底しましょう。
安全が確認できない場合は、降車して周囲を確認することも必要です。
積荷の安定を確認
バック走行の際は、後方に注意が偏ります。
フォークリフトに積荷がある場合は、後方だけでなく積荷の安定の確認も必要です。
とくにバック走行の旋回時は、積み荷が動きやすいです。
後方確認、積み荷の安定、ハンドル操作の優先順位でゆっくりと運転操作を行いましょう。
走行速度は徐行
フォークリフトバック走行時は、確認項目が多いです。
ひとつずつ確実に安全確認を行うために、走行速度は徐行が最適になります。
安全確認できない場合は走行の停止も必要です。
走行速度を落とすことで、接触事故や荷物の落下事故を未然に防ぐことにもなります。
まとめ
フォークリフトバック走行では、上半身を右後ろにひねり後方確認を行います。
ハンドル操作の際は、徐行しゆっくりと曲がりたい方向にハンドルを回してください。
後方の安全確認は目視と、ミラーで実施します。
積荷がある場合は、進行方向の後方だけでなく積荷の安定も確認も必要です。
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