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フォークリフト先付けと後付け差し込み型アタッチメントの種類と特徴

フォークリフト アタッチメント フォークリフト基本情報

フォークリフトの作業能力を高めるために様々なアタッチメントが開発されています。

この記事では、フォークリフトアタッチメントの種類や特徴について紹介します。

アタッチメントを活用し、作業の効率化や安全性向上に役立てましょう。

フォークリフトアタッチメント種類

アタッチメントはフォークリフト購入時にオプションで選択できます。

アタッチメントは基本は先付けですが、後から装着できるものもあります。

下記では、代表的なアタッチメントの種類と特徴を紹介します。

サイドシフトフォーク

サイドシフトフォークはバックレストをレバー操作で左右に横移動できるアタッチメントです。

サイドシフトフォークの特徴は以下の2つです。

  1. 荷物の位置の微調整が容易
  2. 荷役操作時の切り返し回数が少なくなる

トラックへの積み込み時など、隙間なく荷物を並べる作業をレバー操作のみで完結できるため便利です。

また、荷役操作時に切り返す回数も少なくるので、作業の効率化にもなります。

倉庫では隙間なく格納することでスペースの有効活用になります。

バックレストは左右100ミリ毎に動かせるので、ハンドル操作で切り返すよりも簡単に繊細な作業が可能です。

フォークシフタ

フォークシフタは左右の爪をレバー操作でそれぞれ動かすことができます。

操作レバーは右と左の爪で別になります。

そのため、扱うパレットや荷物の差し込み口に爪幅を合わせることが可能です。

レバー操作で爪幅が調整可能なため、操縦者が運転席から降りて爪幅を変える手間もありません。

多種類のパレットや荷物を取り扱う作業を効率化できます。

ヒンジドフォーク

ヒンジドフォークはフォーク(爪)を上下方向に大きく動かすアタッチメントです。

ヒンジと呼ばれることもあります。

フォークは上向きに35度、下向きに50度動きます。

ヒンジドフォークはさまざまな用途で使用可能です。

  1. 通常の荷役作業
  2. 上向きで抱え込む作業
  3. バケットを装着する作業

ヒンジのアタッチメントが装着されていても、通常の荷役作業はできます。

ヒンジドフォークは通常の荷役作業にプラスして他用途の荷役作業が可能です。

ヒンジドフォークは上向きに35度傾ければ、パイプや丸太など筒状の荷物を抱え込んで運搬することができます。

また、バケットを装着すれば、砂利や土などを扱うことができます。

全回転フォーク

全回転フォークはフォークが取り付け面を中心に360度回転するアタッチメントです。

1本のレバー操作で左右に回転します。

フォークを差し込める容器型のパレットを利用すれば、フォークを回転させ液体や土を放出することができます。

アタッチメントで視界は狭くなりますが、通常の荷役作業もできます。

ロールクランプ

ロールクランプはロール状の荷物を挟んで荷役作業ができるアタッチメントです。

傷をつけずに挟み持ち上げることができます。

全回転機能も搭載されています。

ベールクランプ

ベールクランプは荷物を左右から挟み込み荷役作業できるアタッチメントです。

パレットは不要で荷物を直接クランプして持ち上げます。

袋詰めの穀物類や紙、布など、弾力性のある荷物やかさばる荷物の作業に適しています。

パレットフォーククランプ

フォークが左右に開閉し、クランプ作業とパレット作業の使い分けができるアタッチメントです。

布や袋詰めの穀物を挟んで運搬や、寸法が異なるパレットを扱う場合に便利です。

ドラムクランプ

ドラム缶を挟んで持ち上げるクランプタイプのアタッチメントです。

ブロッククランプ

ブロッククランプは、積み重ねたブロックをはさんでそのまま運搬できるクランプタイプのアタッチメントです。

ブロックの高積みや、重ねたブロックの移動に適しています。

ロードスタビライザー

ロードスタビライザーはフォークで持ち上げた荷物を上から押さえるアタッチメントです。

荷崩れを防止し、傾斜や段差など不安定な路面でも安全に作業できます。

ビン類や段ボールで梱包された荷物を扱う際に便利です。

プッシュプル

プッシュプルは、シートパレットと呼ばれる薄いシートを使用して荷役作業を行うアタッチメントです。

一般的なパレットの高さは約15㎝ですが、シートパレットは3~7mmと高さが低くなります。

そのため、輸送量の増加や保管スペースの削減になります。

プッシュの押し込む動作とプルの引く動作で、シートに積載された荷物の移動が可能です。

袋詰めされた穀物や、セメント袋などの運搬に適しています。

クレーン

クレーンは差込口の無い荷物を吊り上げるアタッチメントです。

袋物や原木などフォークが使用不可な荷の運搬に適しています。

フォークリフト進入できれば、狭いスペースでも吊り上げて運搬可能です。

クレーン作業となりますが、フォークリフト運転資格で作業ができます。

また、クレーンを装着したフォークを使用して、荷物を持ち上げているので用途外使用には該当しません。

法的にクレーンを装着したフォークリフトは、クレーンではなくフォークリフトの扱いとなるからです。

装着したクレーンはフォークリフトの一部分となりフォーク等に分類されます。

ラム

ラムは、穴のあいた荷物の穴にフォークを差し込んで、荷物を傷つけずに取り扱えるアタッチメントです。

長尺の円筒状の荷物を運搬する場合、通常のフォークリフトでは横幅が広くなり、狭い場所では運べません。

しかし、ラムフォークリフトを使用することで狭い場所でも運搬できます。

円筒状の荷物を通常のフォークリフトで運ぶ場合、安定性が悪くなり危険です。

ラムフォークリフトを使用することで安定して運べます。

ロール紙やケーブルの運搬に活用されています。

4本爪

4本爪は1台のフォークリフトで2枚のパレットを1度に運ぶことができるアタッチメントです。

積込みや荷降ろしを効率化できます。

フォーク差し込み型のアタッチメントの種類

フォークリフトのアタッチメントには爪に差し込むだけで使用できるタイプもあります。

簡単に脱着できるので作業内容に応じて使い分けできます。

さや

さやは通常の爪より長い爪を装着することでより広範囲の荷物を扱うことが可能です。

さらに、幅の長い荷物を持ち上げる場合も安定します。

しかし、さやを使用してもフォークリフトの最大荷重は増えないので注意が必要です。

さやの先端で荷物を扱えば荷重中心も前に行くので扱える荷物の重さは小さくなります。

参考までにさやを取り付けた場合の荷重を下記で表にまとめました。

フレコン・吊り具

フレコン・吊り具は荷物を吊り上げるアタッチメントです。

爪に差し込み固定するだけで使用できるので、スポットで吊り作業をする場合に便利です。

バケット

バケットは砂や土を扱う際に便利なアタッチメントです。

通常の爪にバケットを装着すれば土や砂を集める、雪かきに活用できます。

また、ヒンジドのアタッチメントにバケットを装着することで、砂をすくい、排出する動作が可能になります。

まとめ

フォークリフトのアタッチメントを利用するメリットは、操作性の向上と作業の効率化です。

アタッチメントは購入時に取り付けるタイプと、後から爪に装着するタイプがあります。

作業内容に適したアタッチメントを選び作業の効率化を目指しましょう。

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