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フォークリフト国内トップメーカー4社の特徴と選ぶ際のポイント

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フォークリフトは、物流業界や製造業において必要不可欠な車両です。

しかしながら、安心・安全なフォークリフトを購入するためには、信頼できるメーカーを選ぶことが大切です。

本記事では、日本国内においてトップシェアを誇るフォークリフトメーカーを紹介し、それぞれの特徴について詳しく解説します。

フォークリフトを導入しようと考えている方は、ぜひこの記事を読んで最適なメーカーを選ぶ参考にしてください。

フォークリフト国内大手メーカー4社

フォークリフトの国内の主要メーカーは下記の4社です。

  1. 豊田自動織機(トヨタL&F)
  2. 三菱ロジネクスト
  3. 小松製作所
  4. 住友ナコ

豊田自動織機(トヨタL&F)

豊田自動織機は、世界トップシェアのフォークリフトメーカーです。

トヨタL&Fはトヨタ自動織機の社内カンパニーで、フォークリフトの製造と各地区の販売を手掛けています。

豊田自動織機の特徴は販売するフォークリフトの種類の多さです。

最大荷重0.5t~40tの車両にエンジン式とバッテリー式の両方ラインナップされています。

全国に270の拠点があり、販売やメンテナンスサービスも充実しています。

また、国外の企業買収にも乗り出しています。

  • 2012年カスケード社(アメリカ)・・・フォークリフトアタッチメント販売・製造最大手
  • 2014年タイリフト(台湾)・・・フォークリフトメーカー
  • 2017年ファンダランデ(オランダ)・・・マテハン業界大手

フォークリフトには独自の転倒防止機能やリチウムイオンバッテリー搭載車など最新の技術も導入しています。

現在、世界シェアでも1位を獲得していますが、ドイツ大手のKion社と世界首位を争っているのが現状です。

三菱ロジネクスト株式会社

フォークリフト  三菱ロジネクスト

 

三菱ロジネクスト株式会社は、国内フォークリフトシェア2位、世界シェア5位の企業であり、2回の経営統合で発足した企業です。

前身企業由来の「ニチユ」「三菱」「TCM」および「ユニキャリア」というブランド名でも知られています。

経営統合前の社名であるニチユ三菱フォークリフト株式会社は、2013年に日本輸送機株式会社(ニチユ)が三菱重工業のフォークリフト事業を会社分割により承継して発足した企業です。

ニチユは、1939年に国内で初めてバッテリーフォークリフトを開発し、1958年には日本で初めてリーチフォーク(プラッター)を開発しました。

また、三菱重工はエンジンフォークリフトに強みがあり、北米や欧州などの海外市場を中心に幅広いニーズに応えていました。

TCMは、1949年に国産初のエンジンフォークリフトを製造し、大型特殊荷役車両に優位性を持ち、自動車技術を活かした技術開発で確固たる位置にあった。

2013年に日産フォークリフトと統合し、ユニキャリアとなりました。

三菱ロジスネクストは日本輸送機株式会社(ニチユ)、三菱工業、ユニキャリア、東洋運搬機製造(TCM)の4社が合併し、2017年から三菱ロジスネクストに社名が変更されたのです。

小松製作所

小松製作所は、フォークリフトメーカーとしてカスタマーサポートに注力しており、2020年4月時点で約300箇所の拠点と約2,000人のサービススタッフを抱えています。

同社のフォークリフトは、建設用機械の技術を使用しており、扱いやすさで評判が良いです。

ラインナップは中型から大型が中心ですが、バッテリー車にも力を入れています。

さらに、自社で電子制御部品を開発し、車両の稼働状況をインターネットで確認できる独自の監視システムを提供するなど、他のメーカーにはないサービスを展開しています。

小松製作所は、2020年にフォークリフト世界シェア11位となりました。

小松フォークリフト株式会社というコマツ傘下のフォークリフト子会社があり、2018年にコマツ本体と合併しました。

同社の製品は建設機械の技術をベースに作られており、運転においても癖がなく、扱いやすさが高いのが特徴です。

また、中型から大型のラインナップが豊富で、車両の稼動状況を遠隔でも一目で把握できる遠隔監視システムも利用できます。

最近では、電動式フォークリフト2機種を全面刷新し、耐水性や防塵性、最高車速や登坂性能、走破性や段差乗り越え性能が大幅に向上しています。

小松製作所は、国内シェア3位、世界シェア11位のフォークリフトメーカーで、建機の技術をベースにした電子制御と環境性能、操作性の高さに定評があります。

住友ナコフォークリフト

住友重機械工業とアメリカのハイスター・エール社が合併してできた企業が、住友ナコフォークリフトです。

リチウムイオンと鉛バッテリのデュアル電源車両やリーチ式フォークリフトの小回り制御、業界トップクラスの低消費電力化など最新装備が特徴的です。

国内製品には見られないような頑丈さも特徴の1つで、さらにアメリカ製品の頑丈さを併せ持った商品を多く輩出しています。

住友ナコフォークリフトは、リチウムイオンと鉛バッテリの両特性を生かしたデュアル電源車両など、他メーカーとは一味違うラインナップが特徴です。

2002年に神鋼電機株式会社からフォークリフト事業を譲り受け、販売子会社としてシンコーフォークリフト株式会社を設立しており、「神鋼」ブランド名でも知られています。

フォークリフト及び物流機器の販売・リース・中古車販売、修理やアフターメンテナンスまでを事業内容としており、グループ会社として、住友ナコフォークリフト販売会社を設立しています。

住友ナコフォークリフトのシェアは国内4位であり、工場直結でユーザーのニーズに応える体制を目指している点も注目です。

フォークリフト国内シェアランキング

順位 メーカー名 シェア率
1 トヨタ 38.7%
2 三菱ロジネクスト 15.8%
3 コマツ 11.8%
4 住友 7.6%

フォークリフトメーカーの選び方

 近くに営業所がある

フォークリフトを安全に使用し続けるためには定期的なメンテナンスが必要です。

そのため、現場の近くに営業所があるメーカーを選ぶことが望ましいです。

メンテナンスや修理をスムーズに行うためには、営業所や事務所が近くにある方がよいでしょう。

ホームページから営業所を検索することも可能です。営業所が近いと、トラブルが起きた場合の待ち時間が少なく、相談しやすいというメリットがあります。

使用者の意見を参考にする

フォークリフトには種類があり、操縦する人によって扱いやすさが大きく異なります。

使用者の意見を聞いて、最も使いやすいものを選びましょう。

使用者と相談せずにメーカーや車種を決めると、レバーの位置が逆だったり、使いにくいものを選んでしまい、事故のリスクが高まる可能性があります。

実際に使う現場の人間の意見を聞いて決めることが大切です。

 機種のラインナップ

フォークリフトにはカウンタータイプ、リーチタイプ、ピッキングタイプなど、種類があります。

複数の種類を購入する場合は、1つのメーカーで揃えると修理先が統一できるなどのメリットがあります。

有名なメーカーの方がアフターフォローやサポートが手厚く、総合的にかかる費用を計算してメーカーを選ぶことが重要です。

フォークリフトの種類が豊富なメーカーを選べば、使い方もよく似ているため初めてのものでも運転しやすくなります。

また、将来業務を拡張する可能性がある場合は、取り扱っているフォークリフトの種類が多いメーカーを選ぶと良いです。

同じメーカーのフォークリフトを揃えることで、メンテナンスも一度で終わらせることができます。

アフターサービス

大手フォークリフトメーカーは、製品だけでなくアフターサポートも充実しています。

安価なフォークリフトを選ぶと、修理代などが高くなることがあるため、アフターサービスの充実したメーカーを選ぶことが重要です。

フォークリフトにはレンタルと購入の選択肢があり、メンテナンスやバッテリー交換などが含まれるレンタルもあるため、費用を比較して選ぶことが必要です。

性能と耐久性

フォークリフトの耐久性は、製品の寿命や使い心地を左右します。大手メーカーのフォークリフトは、確かな技術と豊富なノウハウをもとに作られています。

構造にも工夫がなされ、メンテナンスがしやすいといった特徴があります。

同じように見える製品でも、耐久性や使い心地が異なるものがあります。

長い期間フォークリフトを作り続けた企業は、ノウハウを蓄積しています。そのため、使用者が望む機能が備わった製品も多いです。

大手メーカーは高い性能と耐久性を備えたフォークリフトを多く手がけています。

そのため、長期間にわたってしっかりと使用することができます。

また、メンテナンスが簡単で、使い心地が良いものも多くあります。これらのメリットを活かし、仕事の効率を高めることができます。

安全性

フォークリフトを使った作業は、危険性が高いことが一般的です。そのため、安全性を確保することは非常に重要です。

大手メーカーのフォークリフトは、危険を回避するための構造や仕組みを備えています。

フォークリフトはバッテリーで動くため、静かであるというメリットがありますが、場所によっては歩行者との接触事故が発生する可能性もあることに注意が必要です。

しかし、大手メーカーのフォークリフトは、安全性に配慮された機能を持っていることがあり、事故対策を行う面でも非常に役立ちます。

まとめ

国内には複数の世界的に評判の高いフォークリフトメーカーがあります。

それぞれに特徴がありますが、操作性に関してはメーカーによって異なっていることがあるため、購入前に実際に運転してみることが重要です。

複数台導入する場合は、同一メーカーにした方がメリットがあるため、様々な側面からメーカーを選定することをお勧めします。

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